ケーブルテレビでNHK受信料がばれる?衛星放送(BS)や二重払いの実態
NHK受信料については支払いについて裁判になるなど何かと話題に上がりますが、実は知り合いで、NHK受信料を支払いたくないと頑張っている男性がいるんです。
彼は日々、ケーブルテレビはアンテナ受信よりも視聴情報が漏れやすい気がする、そのうちにばれるのではないか、とビビリながらテレビを観ているようです。
彼がケーブルテレビで見ているのは確かに民放や有料チャンネルばかりで、NHKは観ていないようなんですが、そういう問題ではないから社会問題になっているわけで…(^^;)
我が家もケーブルテレビなんですが、同居の父母の代からNHK受信料を当たり前のように払ってきたため、ばれてもばれなくてもいいのですが、彼と同じように不安に思っている人もいるみたいですね。
もくじ
ケーブルテレビ契約料にNHK受信料は含まれる?
ケーブルテレビ会社はいくつもありますが、顧客との契約でよくあるのは、見ることのできるチャンネルがいくつかずつパックに組まれていて、その組み合わせによって契約料を支払うというやり方です。
そのケーブルテレビの契約料の中にNHK受信料は含まれるのか?という疑問が湧きますが、ほとんどの場合は含まれません。
たまにケーブルテレビ会社によってNHK受信料込みの契約料になっているところもあります。
これは、まとめることで割安になるというメリットがあるからです。
ただその場合は必ず契約を交わした書面の中に、NHK受信料も含むという趣旨の文面が明記されているはずなので、どちらか分からない場合はきちんと確認する必要があります。
ケーブルテレビでBS(衛星放送)を見ることはできる?
10年ほど前にテレビのアナログ放送が終了するとき、デジタルテレビに買い換える人が多くいましたね。
それ以来、テレビは地デジとBSとCSのチューナーが標準内蔵されるようになりました。
テレビのリモコンにも地デジ・BS・CSの3つのボタンが並んでいますよね。
ただ、それならばすぐにBS(衛星放送)が見られるかというと、そうではないんです。
ざっくり書くと、衛星放送を見るのに必要になってくるのは、
・BS、CSが受信できるアンテナ
・BS、CS対応のアンテナケーブル
・テレビがBS、CSチューナー内蔵でない場合は、別に対応チューナー機器
・あえていえばテレビがハイビジョン視聴に対応しているかの確認
が必要です。
(アパートやマンションなどの集合住宅ではBS、CS受信共用アンテナが立てられている場合も多いです。)
そこで、ケーブルテレビでBSは見られるか?という話になりますが、
ケーブルテレビならアンテナを立てなくても衛星放送が見られます!
ただしケーブルテレビ会社によって視聴可能な衛星放送がちがうので、確認が必要です。
アンテナを立てなくてもいいところがケーブルテレビのメリットなんですが、全ての衛星放送に対応しているわけではないというのが現実なんですね。
そしてNHKの地上波だけでなく、NHK衛星放送についても受信できる環境にあれば、たとえ見ていなくてもNHK受信料を支払う義務があるとして請求されることがあります。
NHK受信料の二重払いが問題に
NHK受信料の二重払いというのも問題になっています。
これは引っ越しや単身赴任、結婚などをきっかけに起こりがちなケースです。
新しい住所でNHKを契約して受信料を支払っていたのに、実家に戻った時にそれまで住んでいた場所での受信料支払いを解約しなかったとか、結婚後も独身時代のNHK受信料を支払い続けていたとか、です。
あまり毎月の支払い明細を気にしない人に受信料の二重払いが多く発生しているようなので、気になる方はひょっとしてNHK受信料の二重払いをしていないか確認してみてくださいね。
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ケーブルテレビでNHK受信料はばれる?
ケーブルテレビを契約し視聴していると、NHK受信料はばれるのかどうか?
それについては何の確証もないので分かりません。
ケーブルテレビからNHKになんらかのデータがいくとしたら、プライバシー侵害で問題になるし、NHK受信料に関しては他にも出処の分からない憶測がいろいろ飛び交っているようです。
ケーブルテレビを契約したらすぐにNHK受信料の催促かきた!なんていう話もありますが、ケーブルの工事や引っ越し作業は様々な手続きもあり、目立ちもしますから、普通にしていてもNHKの委託会社の人には分かるんじゃないでしょうか。
ケーブルテレビでNHK受信料がばれるかのような話は根拠のない噂話として捉えておく方がいいかもしれませんね。
NHK受信料の断り方
NHKの受信料を支払っていない家に、NHKから委託された業者の人が、NHK受信料を支払うように請求に来るのはやむを得ないかもしれません。その理由は、NHKを観る観ないに関わらず、観ようと思えば観られるようなテレビや機器がある家は、NHKと受信契約を結ぶ義務を負う、とされているからです。
ただそこが分かりにくいグレーゾーンであるために、たまに裁判沙汰になったりもするのですが、正真正銘、NHKを受信できない環境にある家に住んでいる場合は、業者の人がたびたび訪ねてきても堂々と断りましょう。
業者の人は最初からすんなりと納得しないものなので、NHKを受信できるような機器はないことをしっかりと伝えて帰ってもらうことが大切です。
たいていの場合は男性が訪ねてきますから、もし押しが強くて、在宅しているのが女性や高齢者だけだったりすると、コワイなと思う時もあるかもしれませんね。そういう場合は、最初からインターホン越しに会話をしたり、一家の主がいる時間帯にあらためて来てもらうなど、お互いになるべく気持ちよく話ができるように心がけてみてください。