ランドセルの寄付が迷惑な場合も?国内の無料持ち込みやジョイセフ ・クラレから海外への輸送方法
日本ではほとんどの子どもたちが小学校の登下校にランドセルを使いますが、海外の発展途上国では教科書を持ち運ぶカバンさえ子どもに与えてあげられない地域があります。
そういった場所では子どもたちがじかに本を抱えて1時間以上もかかる学校までの道のりを歩いていくということもあるんですよね。
たとえ雨が降ってきても濡れたままです。
日本では海外でそのように不自由な生活をしている子どもたちにランドセルを寄付しようという取り組みが行われています。
ランドセルってとても丈夫に作られているので、小学校6年間しっかり使ってもまだまだ捨てるにはもったいないと感じることありますよね。
でもランドセルを寄付したいなぁと思っても、どうやって?どこに?が分からない場合も多いものです。
ランドセルの寄付って意外と身近で行われているので、紹介したいと思います。
もくじ
ランドセルの寄付が迷惑になることも?!
ランドセルを寄付する側にとってはよかれと思ってやったことでも、相手がそれを望んでいない時は逆に迷惑をかけてしまうこともあります。
災害などの被災地や児童養護施設などでは、子どもたちに十分な生活必需芯がいきわたらないことが多いので寄付を募っていますが、ランドセルって小学校への登下校だけに使うものなので使う場面が限られます。
もし、そこにランドセルがなくて困っている子どもがいない場合は、他に利用する手段がないので処分しなければなりません。
処分するのにもコストがかかりますからね。
ランドセルを寄付する場合は、寄付をする相手がランドセルを必要としているかどうかの確認が大切ということですね。
それを確認する手段があればよいのですが、例えば海外の発展途上国へランドセルを寄付しようとする場合は、相手国の状況も輸送手段も個人ではなかなか分かりません。
なので海外の場合はランドセルの寄付を募ってまとめて送る活動をしている団体に委ねるのがよいと思います。
ランドセルの寄付は持ち込みなら無料でできる?
ランドセルは大きさがけっこうあるので送料もかかります。
ランドセルを寄付したいけれど送料を誰が負担するのは気になるところ。
無料でできるところがいいですね。
一般企業が非営利組織や非政府組織と連携してランドセルの寄付を無料でできる取り組みをしていることがあります。
例えばソフトバンクは(残念ながら今はコロナで一時休止になっています)ショップへの持ち込みでランドセルの寄付を募り、ネパールへ送り届ける活動をしています。
卒業後5年以内のものであることや落書き・ひどい破損がないこと、等が条件ですが、ソフトバンクのショップはどの街でも見られるし、気軽にランドセルの寄付ができますね。
イオンも期間限定でランドセルの寄付を持ち込みで募るキャンペーンを行ったことがありましたが、その時は無料ではなく送料として1800円が必要だつたようです。
けっこうかかるものですね゚(@@)
ランドセルの寄付〜ジョイセフ・クラレ
ランドセルの寄付で有名なのはジョイセフとクラレです。
ジョイセフはNGOで主に女性のいのちと健康を守る活動をしています。
クラレはランドセルメーカーのクラリーノを作っている会社です。
ジョイセフもクラレも寄付されたランドセルはアフガニスタンの子どもたちに送っています。
詳しはそれぞれの公式ホームページを見てくださいね。
ジョイセフ公式ホームページ
https://www.joicfp.or.jp/jpn/donate/support/omoide_ransel/howto/
クラレ公式ホームページ
https://umigoe-randoseru.com/
ランドセルの寄付を国内・海外へ行っている団体
ランドセルだけの寄付を取り扱っている団体もありますが、不用品買取の一環としてランドセルを国内や海外に寄付する取り組みをしている会社もあります。
ランドセル以外の日用品や家電・衣類など家の中で使わなくなった不用品は買い取ってもらうことができるところもあります。
ランドセルを含めすべての物は古くてもいいので寄付を募っている団体もあります。
どちらにしても、家までランドセルを引き取りにきてもらえたり、無料で送ったりできる場合が多いので、気になる方は一度聞いて確かめてみてくださいね。
セカンドライフ
https://www.ehaiki.jp/second/randoseru/
エコトレーディング
https://eco-friendly.site/bag/
ワールドギフト
https://world–gift.com/
ランドセルを寄付するのは、国内で苦境に立たされた子どもたちや海外の発展途上国の子どもたちを支援したいという気持ちからであっても、寄付したあとはついそれっきりになりがちです。
自分たちの生活もあるのでなかなか継続的な支援は難しいのですが、まずはランドセルを寄付するという行動が、国内や海外の子どもたちへ目を向けるきっかけになるといいなぁと思います。