傘寿の祝いの食事やプレゼントはどうする?金額やのしの書き方&人気の花やメッセージ
傘寿とは80歳の長寿を祝う言葉です。傘の略字が八と十に見えることから傘寿と呼ばれるようになったそうです。
日本では他にも年齢の節目に合わせて長寿のお祝いをする習慣がありますね。60歳の還暦から古希、喜寿…と続きますが、今では日本人の平均寿命が80歳を越えているので、傘寿を迎えることができる人が半数以上いるということになります。
我が家でももうすぐ傘寿を迎える親がいるので、何かしらのお祝いをしようと考えています。
もくじ
傘寿の祝いはどんな食事がいい?
傘寿のお祝いで一番多いのが食事会を開くというものだそうです。家族や親族を招いてみんなで一緒に食事をしながら傘寿を祝う場を設けるということですね。人によっては親しい友人や近所の人たちを招くこともあります。
傘寿を祝う食事会はその人にとって一生に一度のことなので、場所はちょっと高級な料亭や料理旅館を予約する人も多いようです。前もって傘寿の祝いであることを店に伝え、本人の食べ物の好みや苦手な物を伝えておくと食事の内容にも配慮してもらえるかもしれません。
外で食事をする場合は準備や片付けなどの心配をしなくてよいところがメリットですね。
一方、家で食事をする場合も良い面があります。好きな食べ物を必要なだけ自由に準備すればよく、参加する家族がそれぞれ料理を持ち寄ることができれば、楽しく分け合って食事する傘寿のお祝いの席になりますね。
料理にかかるコストも必要最小限に押さえられるというメリットもあります。
傘寿のプレゼントで喜ばれる品と色は?
傘寿ではお祝いの品を贈る人も多いようです。でもどんな物をプレゼントするとよいか悩むところですね。傘寿は80歳の祝いということもあって高価な物品より、ささやかでも家族の存在を感じられるような物の方が人気があります。
家族写真の入ったフォトフレームや、家族の寄せ書き、本人の似顔絵とお祝いの言葉、ネーム入りの湯呑茶碗や箸など、手作りの物やいつでも側に置いておける物、日常使える物が多く選ばれています。
ご本人が欲しいと思っている品物が分かっている場合は傘寿のお祝いの席でプレゼントすると喜ばれますね。
長寿のお祝いではそれぞれイメージカラーがあるのですが、傘寿の場合は黄色なので、何気に黄色の物を選ぶと気が利いているかもしれません。
祝い袋の金額や熨斗(のし)の書き方は?
傘寿ではお祝い金を贈るケースも多くあります。招待された方が、傘寿のお祝いの食事代にあててほしいという気持ちやご本人の好きな物を買ってほしいという気持ちを込めて手渡す場合です。
贈る人が傘寿を迎えたご本人にとってどんな関係にあるかで祝い金の額もちがってくるようです。だいたい5千円〜3万円の間で、無理のないよう失礼のないように金額を決めるようにするといいですね。
お金を入れる祝い袋は紅白か金銀の蝶結びのものにします。結婚式の場合は二度とほどくことのできない結び切りを選びますが、長寿のお祝いごとは何度でもある方がめでたいという意味から、何度でも結び直せる蝶結びを選ぶんです。
祝い袋のデザインは豪華なものからシンプルなものまでいろいろなので、中に入れる金額に応じて選びます。
熨斗(のし)には「祝傘寿」「傘寿御祝」「祝八十歳」などと記入します。
傘寿で人気の花〜メッセージや言葉を添えて
傘寿の御祝いに花を贈る場合は、花の手入れや水かえなどのお世話が不要なブリザードフラワーがおすすめです。生花の中では胡蝶蘭がとても長持ちするので喜ばれると思います。またアートフラワーというまるで生花のように作り込まれた造花も人気があります。
普段から花や植物が好きで手入れの仕方にも慣れていらっしゃる方へ贈る場合は本物の生花の方が喜ばれるかもしれませんね。傘寿を迎えられるご本人の日常の様子をまず知ってから御祝いの花を選ぶと贈ったあとも長く喜んでもらえそうです。
祝い花はメッセージカードを添えたり、心からの言葉とともに手渡したりすれば、長寿を御祝いする気持ちがより伝わることでしょう。