将棋の段位は下がることもある?プロ棋士のタイトル認定一覧や藤井聡太の給料が気になる

 

将棋で藤井聡太くんが活躍するニュースを見るたびに、将棋の世界のことをほとんど知らない私も少しずつ将棋に興味をもつようになりました。特に今は将棋の段位のしくみってどうなっているのかが気になっています。

日本では書道や武道など古くから受け継がれている文化があって、それらにも段位はありますね。近年では藤井聡太くんで話題に上ることが多くなった将棋の段位について、今日はまとめてみました。

 

 

将棋の段位の上がり方は?下がることはある?

 

まず将棋の段位のレベルについてですが、棋士の段位は四段から九段まであるそうです。どのように段位が上がっていくかは5通りの方法があります。

公式戦で勝つ

例えば四段になってから公式戦で100勝すれば五段に上がることができます。公式戦での勝数で八段から九段に上がるには、八段になってから250勝する必要があります。

順位戦で昇級する

将棋では公式戦の他に順位戦というのがあって、プロ入りした時はC級2組からスタートします。順位戦で勝っていけば昇級しますが、それにともなって段位も上がります。

例えば順位戦でC級1組に昇級すれば段位が五段に上がります。順位戦でA級に昇級すれば段位は八段に上がるといった具合です。

竜王戦で昇級する

竜王戦で昇級しても段位は上がります。竜王ランキング戦で連続して昇級するか、竜王戦で通算3回優勝すれば五段に上がります。竜王戦昇級で七段になるためには、竜王ランキング戦で1組に昇級する必要があります。

タイトルを獲得する/タイトルに挑戦する

七大タイトルに挑戦したり、タイトルを獲得したりすると段位が上がります。タイトル挑戦をすると例えば四段が五段に昇段します。九段になるためには、例えば竜王なら2期獲得することが条件となっています。

ちなみに七大タイトルとは「名人」「竜王」「王将」「王座」「王位」「棋聖」「棋王」です。

棋戦で優勝する

全棋士が参加する棋戦で優勝すると七段まで昇段することができます。四段で棋戦優勝すれば五段に、六段で棋戦優勝すれば七段になる、といった具合です。

 

このように、決められた大会で勝ちを重ねるほどに段位は上がっていくしくみになっています。その他にもまれに、飛び抜けて優秀な成績を収めた棋士に対しては、理事会で段位を上げることを決定することもあるそうです。

 

そこで、将棋の段位は下がることがあるのか?という疑問ですが…

 

将棋の段位は下がることはありません!

 

つまり、たとえ現在では将棋の実力が衰えてしまったとしても、一度獲得した段位は、その棋士の過去の実績や将棋界への貢献を表すものとしてずっと君臨し続けるということですね。

 

スポンサーリンク

将棋の段位認定一覧〜タイトル保持者・最高位

将棋の現役プロにはどんな棋士たちがいるのでしょう。そして彼らにはどんな段位が認定されているのでしょうか。

将棋のタイトル保持者や最高位はどの棋士?他の棋士たちの段位は?

などがまとめられた一覧がありますので、興味のある方は下のリンクから見てみてくださいね。

 

日本将棋連盟 棋士データベース

https://www.shogi.or.jp/player/

 

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

将棋の段位は給料に影響する?

 

将棋でどのレベルの段位を獲得するかは給料に大きく影響します。プロ棋士の主な収入源は、対局の賞金、講演料、将棋の指導料、将棋連盟からの基本給です。その中でも棋士の年収に大きく影響するのが対局で、どれくらい重要な対局かで金額の変わってきます。

 

プロ棋士はたとえ対局で稼げなくても、将棋連盟から毎月基本給をもらえますが、名人で100万円くらいだそうなので、あまり段位の高くないに棋士は給料だけではなかなか生活していくのが厳しいかもしれませんね。

 

さて段位が上の棋士になると、給料や獲得賞金を合わせた年収はどれくらいになるのかを調べてみると、約1億円〜5千万円くらいのようです。2019年の藤井聡太くんの年収は2千万円ほどだったそうですよ。高校生なのにたいしたものです。

これからますます将棋から目が離せなくなりそうです。

参考になったらシェアしてくださいね!