PTA廃止のデメリットは?小学校・幼稚園や署名運動など方法も
自分の子どもが幼稚園や小学校に入ると、親はその園や学校のPTAの会員となります。
実は絶対にPTAに入らなければいけない、というわけではないのですが、実際にPTAに入らなかった保護者は私の周りではいませんでした。
自分がPTAに入らないと、これから園や学校に通う我が子が可哀想な気がしてしまうと言っていた人もいます。
PTAの会員になるだけならいいと大半の親は思っているような気がしますが、役員になるとしたら話はちがってきます。
希望したわけでもないのに仕方なくPTAの役員になったために身体的・精神的にダメージを受けてしまった人もいます。
だから、今も昔もPTA廃止の声が根強く残っているんじゃないかなと思います。
もくじ
PTA活動で仕事量の多い幼稚園と小学校
保護者の仕事が特に大変なのは幼稚園と小学校です。
子どもがまだ幼いだけに、親がやらなければならないことが多いんですよね。
幼稚園では子どもたちが喜ぶような夏祭りなどの催しを考え、手作りで景品を準備したりするようなこともあります。
小学校以上になると定期的に先生も交えて会議が開かれ、学校まで行かなければなりません。
今は仕事をしている母親が多く、父親が仕事を早退して会議に出席するなんてことも。
育児と仕事・家事で忙しいのに加えてPTAの仕事が増えることになるので、PTA役員にだけはなりたくないと思う人が多いんです。
やっていく中で保護者の意見が対立することもあるでしょうし、一年間気が休まらないんですよね。
そういうわけで、毎年4月の新役員選出の時はずいぶんと心理戦・バトルが繰り広げられるといいます(^_^;)
どうしても決まらない時は、くじ引きやジャンケン!なんてこともあり、役員候補に上がっていた友人は、その日は朝から胃が痛かったそうです。
PTA廃止の方法は署名運動?
PTAを廃止したい!廃止してほしい!という声は確かにありますが、それはあくまでもココロの声を漏らしているだけで、現実味を帯びていないことがほとんどです。
実際にPTAを廃止する方法はあるんでしょうか?
署名運動をする、ということも考えられますね。
ただその場合は全学年の多くの保護者に共感してもらい、一緒に廃止運動に参加してもらえるぐらいの賛同を得られるかどうかがカギとなってくると思います。
そうでないと、いつの間にか署名運動が尻すぼみになっていった…(T_T)ということになりかねません。
事実、多くの保護者はPTA活動のメリットも感じていて、自分が役員になるのはイヤだけど、誰か他の人がやってくれるなら今のままでもかまわない、と思っているみたいです。
なので、もし本当にPTAを廃止する方法があるとしたら、まずは自分自身がPTA会長や副会長になって廃止を訴え、会員である保護者の支持を得る!くらいのことをしないと実現は難しいんじゃないかな?と感じています。
PTA会長や副会長の立場になれば、今のPTA活動を縮小することから始めることもでき、言葉だけではなく行動することで保護者への説得力も増していくことでしょう。
PTA を廃止するデメリットとは?
PTAを廃止することで親の負担は減りますが、デメリットもあります。
PTAは交代で道路の横断を見守ったり、街のパトロールをしたりして、子どもたちを登下校の交通事故や犯罪から守る活動もしています。
PTAを廃止すると、自主的にその活動をしてくれる保護者が必要な人数集まるかどうか?という不安があります。
また、PTA会費がなくなり、学校行事などで子どもたちに配布する記念品がなくなったり、学校の花壇に植える花の数が少なくなったりすることも考えられます。
PTAの組織がなくなることで親同士が顔を合わせる機会が減り、情報交換できずに学校や子どもの様子が分かりにくくなる可能性もあります。
このようにPTA廃止にはデメリットも生じてくるんですよね。
何年か前に、東京都で実際にPTAを廃止した学校があったのですが、今では保護者の会という形で復活しているそうです。
教師は入らず親だけの自主的な会なのですが、内容はほぼPTAと同じようです。
PTAを廃止した学校の詳細はこちらをご覧ください
https://twitter.com/i/events/910815396202127362