鉛筆の芯は亜鉛⁈作り方と濃さや硬さのちがい|電気を通す?食べたらどうなる?
もくじ
鉛筆の芯は亜鉛?何でできている?
鉛筆の芯は、亜鉛とはちがうんだそうです‼ なぜそんな疑問をもったかというと、私は毎日、亜鉛サプリを飲んでいて、鉛筆の芯は鉛でできているというその「鉛」って亜鉛と同じなの?ちがうの?と気になったからです。
鉛筆の芯は炭素の一種であるグラファイトというものでできていて、亜鉛とは関係ありません。グラファイトは柔らかくて、紙にこするとその後が残るので、鉛筆の芯として利用されています。
一方、亜鉛は、電池を作ったり、サビを防いだりするために他の金属をコーティングする時などで使われる金属です。
鉛筆の芯と亜鉛は異なる目的で使われる、異なる材料なんですね。黒鉛は筆記用、亜鉛はその他の様々な金属関連の作業に使われているということです。
鉛筆の芯の作り方
鉛筆の芯の作り方は、まず黒鉛と粘土を混ぜてペースト状にします。次に鉛筆の芯くらいの細い小さな穴からペーストを絞り出して鉛筆の芯の素をつくります。それを乾燥させ、熱い オーブンで焼いて固めます。最後に、滑らかに紙に書きやすくするために、鉛筆の芯に油をしみ込ませます。
鉛筆の芯をどうやって細い木の中に入れるかというと、鉛筆の芯をのせるための溝が何本も入れられた四角い、平たい、薄い木の板を2枚使って、溝の中に鉛筆の芯をのせて両側からはさむ、という方法がとられています。
ですから、最初はたくさんの鉛筆がつながったように見えるのですが、最後に切り離して完成します。
仕上げは色を塗ったり、マークを印刷したりして、よく見かける鉛筆に仕上げられます。
鉛筆の芯の濃さや硬さのちがい
鉛筆の芯の濃さや硬さは、いろいろな種類があります。
Bと記されている鉛筆はどちらかというと色が濃くて柔らかい書き心地です。 Hと記されている鉛筆は逆に薄めの色で使った感じは硬めです。
Bの芯は柔らかいので、紙の上でこすれて文字や絵の色が薄くなる場合があります。Hの芯は逆に硬めなので、色は薄く軽いタッチですが、色は長持ちする感じです。
HBはその中間なので、日常的に使うのには適しているかもしれません。
BやHの前についている数字は、色がどれくらい濃くて、どれくらい薄いか、言い換えると、硬さがどれくらい柔らかくて、どれくらい硬いか、の目安になります。
鉛筆の芯の濃さや硬さは、何を書く(描く)のかという目的と、使う人の好みによって選びましょう。
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鉛筆の芯は電気を通す?
鉛筆の芯は電気を通す、という実験を子供の頃に学校の理科の授業でおこなったような記憶があります。
でも日常生活の中でそれを確かめようとするのは、あまりおすすめできません。
鉛筆の芯に使われているのは、一番最初の記事で書いたように、炭素の一種であるグラファイトです。炭素は電気を通すことができますが、銅やアルミニウムなどの金属ほどよく通すわけではありません。
ですので、鉛筆の芯を使って、短時間、ごく簡単な電気の回路を通すのに使うことは問題ないかもしれませんが、長時間にわたって電気を通したり、複雑な電気の回路に使ったりするのは、事故の原因になるおそれがあるのでやめておきましょう。
鉛筆の芯を食べた‼どうなる⁈
鉛筆の芯を食べたらどうなるのでしょう?
小さい子ども、特にハイハイするようになったばかりの赤ちゃんや幼児は、いろんな物を口に持っていく習性があるので、鉛筆の芯を食べてしまった、という経験のあるご家庭もあるかもしれません。
でも、鉛筆の芯の小さな破片を誤って飲み込んだとしても、それほど心配する必要はありません。なぜなら、鉛筆の芯に使われている材料は、少量な無毒なものばかりだからです。ほとんどの場合は便に混ざって身体の中から出てきます。
でももし、鉛筆の芯の大きな塊があって、それを食べた場合は、お腹が痛くなったり、 腸閉塞を引き起こしたりする可能性もあります。そんな時は一刻も早く病院へ連れていきましょう。
まずは、食べ物以外の物を食べないように、子どもを注意して見守ることが大切ですね。