お盆のなすときゅうりの向きや置き方は?意味・作り方から地域の処分方法まで

 

毎年8月のお盆が近づくと、仏壇のある家では宗派によってなすやきゅうりを馬や牛に見立てたお供えをすることがありますね。

そこで悩むのが正しい置き方はどうだっけ?ということ。

いつから?向きは?いつまで?等、年に1回の行事なのでつい忘れてしまいがちではないでしょうか。

 

 

お盆のお供え〜なす・きゅうりの意味と作り方は?

 

お盆のお供えとして、なすは牛(精霊牛)に、きゅうりは馬(精霊馬)という意味で例えられます。

なすのぽってりした形が牛に似ていて、きゅうりのスラッとした形が馬に似ているからです。

お盆にご先祖様を背中に乗せて、あの世とこの世を行き来する動物に見立てているという意味なんですね。

 

では作り方を紹介しますね。

・割り箸や爪楊枝やマッチなど、木でできた細長い棒を使って、なす(牛)用の足として短めに4本、きゅうり(馬)用の足として長めに4本を用意する。
・なすのヘタを頭とみなし、なすときゅうりそれぞれにバランスよく自立できるように棒を刺し込む。

作り方はこれだけです!

子どもがいる家庭では親子で一緒に作ると楽しいし、お盆の行事も教えてあげられていいですね。

 

 

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なす(精霊牛)と きゅうり(精霊馬)の向きや置き方は?

 

まず作った牛と馬をいつからいつまで飾るかですが、一般的には13日から16日までと言われています。

向きや置き方は地域によってさまざまです。

それは

・ご先祖様がどちらからやってきて、どちらへ帰っていくと考えるか。
・ご先祖様が来る時と帰る時に牛と馬のどちらに乗ってほしいと考えるか。

が地域やその家によって異なるからなんです。

ご先祖様に早く家に来てほしいから足の早い馬を家の内向きで置き、ご先祖様にはなるべく長く家にいてほしいから足の遅い牛を家の外向きで置く、という家もあります。(または帰りはたくさんのお供え物を持ち帰ってほしいから力のある牛で、という考えも)

逆にご先祖様にはゆっくり気楽に家に来てほしいから牛を内向きに置くという考えもあります。

また、ご先祖様は東の方角から来て西の方角へ帰っていくという考えの場合は、家の内外ではなく、東西向きを考える置き方もあります。

住んでいる地域やその家庭の伝統によってなすときゅうりの向きや置き方はさまざまなので、まずは基本的な意味を知ったあとは、それぞれの地域や家庭でこれまでどのようにしてきたかを聞いてみることが大切ですね。

 

 

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地域によって特色が〜刻むとよりリアルにも

 

なすやきゅうりがお盆のお供えとして使われるようになったのは、なすやきゅうりが夏野菜でお盆の時期によく収穫できたからです。

沖縄ではサトウキビがたくさん収穫できるということで、サトウキビをあの世と行き来する杖に見立ててお供えする習慣があるそうです。

そうめんをなすやきゅうりにつなげて手綱に見立てるところも(^^)

きゅうりを刻んでより本物の馬にデザインした例も見つけました。

現代っぽい感じがしますね!

お盆のなすやきゅうりの処分の仕方は?

 

お盆のお供えで使ったなすやきゅうりをその後どうするかで最も伝統的なのは「精霊流し」です。

お盆にお供えした物を川や海に流す習慣ですが、現在では環境保護の意味からもそれはできない地域が多いですね。

送り火で燃やしたり、土に埋めたり、白い紙に清め塩と一緒に包んで捨てたりする方法もあります。

いつもお世話になっている菩提寺へ持って行って処分してもらうという地域もあります。

お供えのなすやきゅうりの処分方法についても、地域の風習や家で代々行ってきたやり方があると思うので、それに従って行うのがよいですね。

ただし、もったいないからと食べるのはNGです(^_^;)

 

宗派によってお盆の風習はさまざまですが、なすやきゅうりのお供え物をつくるご家庭は、今年もご先祖様のことを想いながら家族で和気あいあいと準備ができるといいですね。

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