ペットボトルのリサイクルの問題点とは|回収したら何になる?出し方やリサイクル率とポイントのもらい方

ペットボトルのリサイクルの問題点とは

ペットボトルのリサイクルには問題点がいくつかあると言われています。

まず、ペットボトルの回収に費用がかかるということです。ペットボトルを回収する時には、ゴミを収集する人の人件費や、ゴミ収集車の燃料費などが必要になってきます。毎週決まった曜日に回収するために、管理会社との契約費用も必要になってきます。それらの費用は高額ですが、地方自治体や企業が負担しています。

次に、回収されたペットボトルが汚れているということがまだまだ多いということです。他にもペットボトルではないものもまとめて捨てられているということも少なくありません。こういった場合、リサイクルする過程で分別するのにとても手間がかかります。作業効率が悪く、結局はリサイクルできなくて、ゴミとして処分 せざるを得ない場合もあります。

最後に、ペットボトルをリサイクルする時にはラベルをはがすことが必要ですが、ラベルをつけたまま出す人が多いということです。一つ一つラベルをはがすことが面倒だと感じるのかもしれませんね。この場合も、ペットボトルからラベルをはがす仕事が余分にできてしまうことになります。以前のペットボトルのラベルはとてもはがしにくかった、というのも原因の一つだったようです。

 まとめると ペットボトルのリサイクルの問題点としては、回収コストがかかることや、 異物の分別・ラベルはがしなどの手間がかかり過ぎるということが、主に挙げられるということになります。

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ペットボトルはリサイクルされて何になる?糸が作れるってホント?

ペットボトルはリサイクルされたあと何になるのでしょうか?

まず回収されたあとの処理方法についてですが、ペットボトルは種類や材質によって選別され、洗浄され、小さく圧縮されます。そして、フレークやペレット状に小さく加工されます。

そのあと何になるかというと、再びペットボトルになったり、文房具、洗剤ボトル、卵パック、衣類など様々なものにリサイクルされます。

ペットボトルがリサイクルされて衣類になるのは不思議な気がしますが、ペットボトルがリサイクルされるとポリエステル糸となるんです。それはリサイクルじゃなく作られたポリエステル糸と同じくらい品質が高く、再生糸として衣類以外にも椅子などの布地として使われています。

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ペットボトルの出し方と回収リサイクル率

ペットボトルの正しい出し方は①ペットボトルの中をよく洗うこと。②ぎゅっと小さく圧縮すること。です。その後は住んでいる地域の分別ルールに従います。

意外とペットボトルをはじめ、ゴミの出し方って自治体によってちがうんですよね。私も引っ越したときにずいぶん戸惑いました…。

ところでペットボトルのリサイクル率ってどれくらいなんでしょうか。調べてみたら2021年度は86.0%だったそうです。海外と比べると日本はペットボトルのリサイクル率がかなり高いです。

ペットボトルを回収に出す人は、まずはきちんと洗い、ラベルをはがし、他の物とは分別することが大切ですね。リサイクルの過程が容易になって、ペットボトルリサイクル率の向上につながっていくことでしょう。

 

ペットボトルでポイントがもらえる!

ペットボトルをリサイクルしてお買い物ポイントを貯める方法があります。

例えばnanacoやWAON。それぞれの会社のペットボトル回収機にスマホをかざしてからペットボトルを投入すると、1本ごとにリサイクルポイントがもらえます。そのリサイクルポイントをためて、きめられた数までたまったら nanacoポイントやWAON ポイントに変えられるというものです。

スマホにアプリをインストールする必要がありますが、簡単にできるので、興味のある方は公式サイトを見てみてくださいね

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ペットボトルリサイクルのマークが便利

ペットボトルリサイクルのマークがあれば、それがどのリサイクルに出せるのかがよく分かって便利ですよね。

パッと見ただけでは、ペットボトルと他のものとの見分けが難しい場合があるので、マークを見て判断しましょう。

現在、ペットボトルのラベルにはこのマークがつけられています。

対象となるPETボトルの品目は、しょうゆ、しょうゆ加工品、アルコール発酵調味料、みりん風調味料、食酢、調味酢、ノンオイルドレッシング、清涼飲料、酒類、牛乳・乳飲料などです。

他のペットボトルやプラスチック容器と間違えないように気をつけましょう!

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